特集
「自然の恵みで叶えるSMILE RETREAT」
全5話
特集1 第2話 旅の記憶。旅が教えてくれること 小池美枝さん
こんにちは。
フードセラピストの小池美枝です。
中医師と薬膳師の資格をもって、Yakuzen retreat® for peace of mindという
オリジナルのウェルネスメソッドを主宰しています。
旅は好きですか?
私は大好きです。
前職が外資系企業のブランディングとPRの仕事だったこともありますが、
渡航歴は100回を超え、自分の会社の名前にもなった、アール・ド・ヴィーヴル
(art de vivre=生活の中のアート)という生き方のお手本になったフランスには
60回も訪れて、そのたびにいろいろなインスピレーションをもらってきました。
こどものころから、知らないところに行くということが好きで、特に海外に憧れが
ありました。小学生のころに父にせがんで大きな地球儀と、世界地図を買ってもらって
地球儀と地図を見ていたら、何時間でも見ていられたし、
さらに、中学生になったら、夜空の星や惑星に興味がでて、天体望遠鏡も買ってもらい、
月だけでなく、惑星をみては、気づくと朝方になっているなんてこともありました。
(それで次の日起きられなくて、学校を休んだこともありましたね💦)
いくつか今でも印象に残っている、自分の人生に影響をあたえてくれた旅の記憶を書いていきたいと思います。
南フランスに、小さな港町Cassis(カッシ)というところがあります。
マルセイユからローカル電車で1時間くらい。
きっかけは、あるエッセイストの本。この町においしいワインがあって、
その白ワインと、この町のウニが絶品だということ。
次の休暇はここだ!とばかりに計画して一人Cassisに向かいました。
小さな入江があって、その入江沿いにビストロが並び、どのビストロにも本で読んだ
ウニはありました。
Cassisには、当時13のワイナリーがあると書いてあって、滞在中に全部のワイナリーのワインを飲みたいなあとも思っていて、毎日違うビストロに通い、違うシャトーの白ワインとウニを堪能。本に書かれていた白ワインがやっぱり一番おいしいなと思って、
場所を調べて、ワイナリーに予約もなしに訪問してしまいました。
ピンポンとベルを鳴らし、日本から持ってきた本を見せて、ここに書いてあったから来たのと話すと、ワイナリーのオーナーさんは、「えー、これをみて、日本から来てくれたの?ありがとう」と、とても親切にどうぞと、中に入れてくださり、アポイントもとっていないのに、ワイナリーを見学させてくださり、試飲もさせてくださいました。
「海が一望のワイナリーはめずらしいんだよ。
南仏ならではの景色でしょ。ここの葡萄は、毎日海を見て育っているんだ。」
そのワイナリーは、高台に上ったところにあるので、海が一望で、その海にワイナリーが浮かんでいるような夢のような景色でした。
その時は、年代違いの白ワインを3本買って、帰ってきました。(今でも1本自宅のセラーに眠っています!)
Cassisの旅から帰って、数年経ったときに、わたしは当時サーフィンをしていたことが
きっかけで、鎌倉の稲村ケ崎に家を持つことになります。なぜかわからないけれど、
稲村ケ崎に魅かれて、家を探し、ひとめぼれする家に巡り合います。
めでたく引っ越しをした翌日に、愛犬をつれて、稲村ケ崎の浜辺を歩いていると
あらっ?どこかで見た景色。
<Cassisの海岸>
そう、稲村ケ崎の、ある角度から見た入江の景色は、Cassisで見た入江の景色にそっくりだったのです。
<Cassisのカナイユ岬>
将来、稲村ケ崎に住むことを予感させたCassisの景色だったのか、Cassisの入江の景色に魅かれたから、稲村ケ崎に無意識のうちに住みたいと思ったのか・・・。
今でも、稲村ケ崎に行って、その角度で入江をみると、Cassisの町を想い出します。
ところ変わって、ポルトガル ポルト。
そうポルト酒で有名な町です。(またお酒?と言わないでね)
またお酒?と言わないでねと書きましたが、ご想像通り (笑)
きっかけは、ポルト酒を飲みたくて行きました。
ポルトにはいくつもの醸造所が、小高い山に沿って存在します。
山を下ってくると、ドウロ川が流れていて、そのあたりの美しい風景が、世界遺産になっています。わたしはドウロ川一望の部屋があるホテルをとりました。
町は小さくて、当時は(今はわからないけれど)路面電車が走っていて、移動はその電車か、坂道を歩いて。
ポルト酒の醸造所は5か所くらい巡りましたが、町も毎日思うままにのんびり歩いて過ごしました。
ふっと入ってみようかなと思う小さな教会があって、入ってみると、ステンドグラスが
とてもきれいで、静かな教会でした。
ゆっくりと中を見学していると、こんなことは人生でこのときだけなのですが、
飾ってあった1人の修道女なのか、誰なのかわからなかったけれど、女性の肖像画。
あっ、この人私だと、本能的に思いました。
帰ってきて、その話を誰に話しても、またまたーと信じてもらえなかったし、
自分でも確信なんてどこにもないのですが、私だと思ったのでした。
唯一の確信的なことと言えば、泊まっていた川一望のホテルの部屋に戻ると、
毎日ものすごい眠気に襲われて、ホテルの部屋では何もできないくらい帰るや否や
毎日着替えもせずに、夜明けまで寝てしまったのでした。
その肖像画の過去の自分が、半ば強制的に私を眠らせる。私を癒してくれた。そんな体験でした。その時にポルトで買ったポルト酒も、1本だけまだセラーに眠っています。
他にも、同じような不思議な体験や、その後の自分の人生の岐路になるような
体験をした場所は、いくつもあるのですが、全部書いていると本になってしまうので (笑)
最後に、昨年11月に久しぶりの海外、台湾に行った時のことを書きたいと思います。
いろいろな経験をして、わたしは今、中医師として、フードセラピストとして仕事をさせていただいているのですが、その中の1つにリトリートのプロデュースがあります。
Yakuzen retreat®の旅は、非日常が日常になる旅。
まさに、自分が体験してきたような非日常の旅の途中で体験したことが、
そのあとの自分の日常になる。そんな旅の企画をしています。
それはそこに住むということではなく、その旅で体験したことの1つが
自分のココロをととのえるためのルーティンになるのかもしれないし、その時に食べたものがきっかけで、食べる習慣を変えることになるのかもしれないし、自分の未来を予言するものになるのかもしれないし。
未来の予言は、決して神がかっているということでなく、
自分がそのシーンを、その風景を見たときに、ココロの奥=潜在意識の部分にも共感するものであったならば、自分の魂がそのことを実現したいと心から思うので、実際にそこに向かって現実が動いていくのかなと思います。
Yakuzen retreat®のコンセプトである、「ココロが動くとカラダが変わる」は
そのことです。
健康はココロとカラダという言葉で言い表していますが、
中医学では、ココロは「陽」で目に見えないもの
カラダは「陰」で目に見えるものと考えると、
目に見えない潜在意識が動くと、目に見える現実が変わる。それは健康だけでなく、
自分の環境や夢の現実化、そのことかなと思います。
11月の台湾への旅は、自分で企画した台湾リトリートでした。
中国茶の私の師匠と、その師匠のネットワークのおかげで、わたしのやりたかった
「無農薬、手摘みの中国茶の茶山を巡り、自然と共に生きている人がつくる薬膳料理を食べる旅。」が実現しました。
台北から車で、1時間以上離れた里山への旅だったので、わたしも薬膳料理は事前に綿密に自分で調べて、行きたいと思った場所を予約していただき、茶山は師匠にプランしていただきました。
訪ねるところすべてが素晴らしく、その里山に暮らす人々の生きる姿は、まさに自分が未来実現したい生活でした。
こんな生活、こんなことしたい、こんな人々との交流をしてみたい、そう思い描いていたことが目の前に現れた。そんな感じでした。
薬膳料理も、今、世の中的にいわれている薬膳料理ではない、自分のオリジナルの思い描いている料理があるのですが、そこに近い料理を味わうことができて、感激でした。
ああ~これ、そう、この感じ。
うまく言葉に言い表せなかったものが、まるで神様が、あなたの考えていることって
こんなことでしょ?と、見せてくれたそんな旅でした。
2026年は、見せてもらった景色を現実にしていきたいと思っています。
人のカラダは小宇宙であると、中医学では考えます。
自分のカラダの気・血・津液が、地球の自然界と同じであると考えて、陰陽五行が存在します。だから、自然界の「木・火・土・金・水」は、「肝・心・脾・肺・腎」であると考えます。
今回は書きませんでしたが、
この場所にいったら、長いこと続いていた咳が止まったとか、
原因不明の足の痛みがある土地にいったら、痛くなかったという経験もあるのですが、
今なら、なんだかわかる気がしています。
きっと、不思議なことが起きる場所や、自分を癒してくれる場所は、人によって違うと思いますからどの町が、どうなるとか、カラダのどこの部分とかいう風には言えない。
だからこそ、なんだかわからないけど今の自分が行ってみたいという「勘」を大切にして、旅をしてほしいなと思います。
旅だけでなく、もしかしたら住むところや仕事をする場所も関係するのかなと最近思います。そう考えると、地球のあちこちに旅をすることだけでなく、日本国内でも、住んでいる町のどこかでも旅はできるかなともいえますね。
旅の1つは、自然とつながることでもあると思います。
木に触れ、お日様の光を浴び、土と戯れ、水と遊ぶ。
土や水に含まれるミネラルや鉱物が、金になりますね。それで五行が完成します。
そう考えたら、今日からでも旅はできます。わたしも愛犬のノアと毎日旅しています。
日々の小さな旅でも、思いもかけない気づきや癒しがありますよ。
そんな風にも最近は感じています。
最後の写真は、11月の台湾リトリートの往路の飛行機から。
富士山がきれいに見えて、写真を撮っていると、飛行機が虹の中に入っていきました。
自分が虹の中に入るなんて、人生初体験でもあり、これからの人生の旅を祝福していただいたようで感動しました。
皆さんにもおすそわけです。
ぜひ、皆さんも旅してください。
Bon Voyage!
Yakuzen retreat® for peace of mind…mie
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小池美枝さん
株式会社 アール・ド・ヴィーヴル代表
ウェルネスライフプロデューサー
ウェルネスツーリズムプロデューサー
(国際中医師・薬膳料理研究家)
Yakuzen retreat® for peace of mind 主宰
軽井沢観光協会 準会員
活動拠点:鎌倉・軽井沢・東京 -
外資系企業PR/ブランディングの25年の経験から、多数のPRイベントや、海外へのプレスツアー、海外出張などで食やホスピタリティに関わることも多く、渡航歴100回を超える。特にフランス渡航は60回を超え、フランス人的生き方、art de vivreに共感する。
食べること、何より料理をつくることが好きなのと、欧米、アジア、国内の食文化やワインへの造詣が深いこともあり、食のビジネスに携わることとなる。
海外渡航による食文化経験と、インターナショナルな経験と、中医師であること、なにより自然・お茶・が好きな私自身が融合した、人が幸せになるためのウェルネスのためのメソッド”Yakuzen retreat® for peace of mind”をたちあげる。
ウェルネスライフ、ウェルネスツーリズムのプロデューサーとして、「ウェルネスリトリート」・「学び」・「お茶の時間」から人を幸せにしていきます。
私だけのボーダーレスな料理、オリジナル薬膳「mie’s art kitchen」は、食べた人を癒します。
将来は、Yakuzen retreat® for peace of mindを海外にも伝えていきます。