コラム「やすよ日和」
2026年を軽やかに始めるために。
新しい年になると
私たちはどうしても「目標」を立てたくなります。
もっと頑張ろう。
もっと成長しよう。
もっとちゃんとしよう。
気づけば、まだ来てもいない未来の自分を追い立てて心ばかりが慌ただしい年の始まりになってしまいます。
でも、大事なのは
“ちゃんとすること”ではなく
“軽やかであること”。
軽い人は、前に進めます。
軽い人は、つながれます。
軽い人は、楽しめます。
そして軽い人は、ちゃんと幸せを受け取れます。
重くなるのは簡単です。
情報で重くなり
責任で重くなり
期待で重くなり
比較で重くなります。
からこそ——軽やかさは、ほんの少しの習慣から育てられるもの。
その習慣のひとつが息をやわらかくすること。
息をやわらかく。心に余白を。
呼吸が浅いと肩は上がり、顔はこわばり心は“戦うモード”になってしまいます。
でも、息がやわらかくなると舌が緩み表情がほどけ気持ちが“安心の場所”に戻ります。
人は本来、そうできています。
特別なことはいりません。
口をそっと閉じて鼻からふんわり吸い込み胸ではなくお腹のほうに空気が沈むのを感じてまた鼻からゆっくり吐く。
たったそれだけで体の緊張がほどけて心に余白が戻ってくるのを感じられます。
その余白に
今日ひとつだけ
自分を許すこと。
できなかった自分を責めるのをやめて、「それでもいい」と言ってあげること。
今日ひとつだけ
人を褒めること。
今日ひとつだけ
小さな楽しみを残すこと。
今日ひとつだけ
誰かのために笑うこと。
それで十分です。
人は、たくさんの理想よりひとつの“余白”で変わります。
余白があるところに気持ちは流れ出会いは入り幸福は育ちます。
2026年は
頑張る年ではなく“整えて受け取る年”にしてみませんか。
人生の喜びは
求めるより
受け取るほうが静かにやってきます。
あなたが今日ここにいるだけでもう何かは始まっています。
軽く、やわらかく、あたたかく。
今年も一緒に進んでいきましょう。